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さて、仙台七夕といえば
宮城の誇る、最大級の夏の祭典です。
一番町通りに犇きあう七夕飾りは、中々に壮観で
動く七夕と呼ばれる大規模なパレードも、一見の価値があります。
恐らく、一年中で一番観光者の集まる期間なのではないでしょうか。


さて、前置きはそんな感じです。
そんな楽しい祭典に観光者の皆様は、大満足するものと思われるのですが
仙台在住の人……いわゆる、地元人にとってはどうのなのか。
本日はそれについて記事を書こうかなと思っております。


単刀直入な事を言わせてもらいますと
一般的な地元人はそこまで仙台七夕に関心がありません。
「ああ、何か大きいお祭りがあるんだな」 程度の感覚です。
理由は至極単純で、「年毎に内容が劇的に変わるわけではないから」
要するに、毎年見てたら飽きてしまうというわけです。
それに加えて、メインの一番町通りには
観光客の、波、波、波。夏の暑さも手伝って大変な事になっています。


上空に吊るされている、七夕飾りを見上げながら進む人の群。
デジカメやら携帯で七夕飾りをパシャパシャ取りながら進む人の群、群。
そんな中に自分も混じるというのは、あまりお勧めできるものではありません。
そこで、です! 今回はですね。
毎年毎年変わり映えのしない七夕に飽きてしまった人に!
人ごみが苦手だからあんまり行きたくない……という人に!
仙台七夕の新しい楽しみ方というものをお教えしたいと思います。


それは、ズバリ。1日目。 しかも早朝です。
5〜6時くらいの時間帯がベストでしょう。
すると、1番町通りで七夕飾りの準備をしている光景が見られます。
これを見物するのが、思いの外楽しいという不思議。
普段は、人が溢れかえってる七夕時の一番町通りを
早朝という時間故、我が物顔で歩けるというわけです。
中には、面白い吊り方をしている飾りもあるので、中々飽きさせません。
華々しい仙台七夕のイメージを払拭してくれる、寂寥感も垣間見れて、お勧めです。


従来の七夕に飽きてしまった方、人ごみの苦手な方。
来年は、朝のコーヒーを飲みに行きつつ
朝の七夕を堪能してみるのは、いかがでしょうか?